今回のガンバルジンエイサーインタビューは、チャリティフットサル大会を主催しているGLOBEPROJECT代表の、栗原寛さん。
カンボジアの地雷撤去の費用として、フットサル大会への参加費を寄付するという。
スポーツの楽しさと、社会活動を繋げる当団体の代表の熱意に迫る。
▶ まずは簡単に自己紹介をお願いします。
早稲田大学教育学部3年の栗原寛です。 小中高ずっとサッカーをしていて、大学でもサッカー部に入ろうかと思っていたくらいです。もちろん、早稲田のサッカー部はものすごいハイレベルだったというのもあり、自分の力では難しいかなあとも思っていたのですが。 大学1年の冬頃に、年に一度行われる入部テストに向けて、トレーニングを始めようかと思っていたときに、このサークルを見つけたんです。
▶ なぜGLOBEPROJECTに入ったのですか?
サッカーをやりながらも、このままでいいのかなって自分の中で結構、葛藤があったんです。そんなとき、たまたまSNSでGLOBECUPの情報を見つけたんです。 スポーツを楽しみながらも、他の人を幸せにしようっというコンセプトが、自分の中にあるものと、とても合致したんです。 フットサルの大会を主催して、集まった参加者からのエントリーフィーなどを、そのままカンボジアに送る。 しかも、フットサルを1試合開催すると、フットサルのグラウンド1面分(30m×20m程)の地雷が撤去される。 純粋にスポーツを楽しみながら、世界の困っている人たちを助けることができる。 そんなことができるなんて、って思ってすぐに連絡を取ったんです。 それから、一度ミーティングに参加してみたら?と言われて、それ以降毎回参加していました。
▶ GLOBEPROJECTの具体的な活動内容を教えてください。
まずは、週に1~3日の定期的なミーティングですね。 ここでは、次の試合はどのように開催しようとかいう企画だったり、 どこで開催して、どのくらいの人を集めようか、という施策を練ったりしています。 2008年では合計13回試合を主催してきました。 フットサルサークルの学生もきますし、社会人も参加するんですよ。 これまで、ビーチサッカーをやってみたり、女子の大会を開いたりと幅を広げてきています。 一番大きい大会は、今年の早稲田祭で延べ125チームを集めた試合ですね。 また、年に1回実際にメンバーでカンボジアに行くんです。 その際に、お金を寄付するんですが、今年の夏は40面分を寄付してきました。
▶ カンボジアはどのようなところでしたか?
戦争が起きて、我々の親くらいの世代の人って全然いないんですよ。 国の平均年齢が21歳くらいなんです。 子どもたちが残された家庭が多く、若い人たちの人口がかなり多いですね。 子どもたちはみんな、すごい純粋なんです。 それに、どんな人に聞いても「幸せなとき、楽しいときはサッカーをしているとき」って答えるんですよ。 実際に言葉は通じないこともあるんですが、一緒にサッカーをすることで、すぐに打ち解けました。 そんな純粋な彼らがたくさんいるという反面、地雷はものすごい生活に密なところに存在しています。 山菜や果物を取りに行くときに、地雷を踏んでしまい足を失ってしまうということが、往々にしてあるんです。 我々日本人からすれば「なんでそんな危ないところに行くの?」って言ってしまいそうですが、食べ物を取りに行くためには仕方なく、地雷がたくさんある場所に足を踏み入れざるをえないんです。 そんなことって、当たり前ですが日本ではあり得ないですよね。 こういう現場を目の当たりにしてしまうと、行動しない訳には行かないです。
▶ 団体の認知度は上がってきていますか?
新聞やスポーツ雑誌に載ったり、ラジオのJ-WAVEに出演させて頂いたこともあります。 それに、早稲田で大会を開いたりとか、球舞の方々等有名ゲストが、エキシビジョンマッチに参加してくれたりするので、少しずつ認知度は上がっていると思います。 それに、試合では現サッカー日本代表の岡田監督が見に来てくれたり、元日本代表の北澤選手などが参加してくれたりすることもあるんです。 岡田監督は、9月に主催したビーチサッカーを見に来てくれたんです。遠征中にメールを返してくれたり、すごいマメな方なんですよ。
▶ 今後の団体のビジョンを教えてください。
このままのペースの寄付では、世界の地雷を撤去するのに後1,000年かかると言われています。サッカーに限らず、より多くの人が協力をしてくれるような環境を作りたいと思っていますね。 主体的にそういう行動をする人が増えたらなあ、と思います。
▶ 好きな本はありますか?
森達也さんの「世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい」という本が好きですね。 他人に対しての想像力を働かせようという、森さんの考え方に結構感化されていますね。
▶ 趣味はなんですか?
極端なんですけど、青春18切符で箱根の温泉とかに旅行行ったりスノーボード行ったりするか、家で本読むかとかですね。
▶ 将来の夢を教えてください。
漠然としているんですが、いろんな人が住んでいるこの世界の中で、みんなが幸せに生きていける世の中にすることですね。その中でやりたいことはたくさんあります。
▶ 同じ学生に向けてメッセージをお願いします。自分の面白いと思うことをやってほしいですね。 なんか、周り見るとインターンやらなきゃとか、学生団体やらなきゃとか、焦ってる人も多いんですが、僕なんかもやりたいことの延長に今がありますし、やっぱりもっと楽しいと思うことを追求してほしいなって思いますね。
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栗原 寛(クリハラ カン) |
GLOBEPROJECT
Text By:山川 雄志(GANBARUZINE!編集部)
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